【2023年最新版】アメリカでTello Mobileに乗り換えて固定費削減(Mint Mobileとの比較も)

悩むビジネスマン

アメリカのスマホ通信費は高い…
夫婦2回線で$100超えてるけど、もっと安く済ませることはできないのかな…

そんな疑問に答えます。

筆者が渡米した際はアメリカにおけるスマホ通信費についてまともに調べていなかったので、結果的にアメリカのSIMを日本で購入できるサービスを利用し、毎月のスマホ通信費は妻との2回線分で約$109でした。

結構高いので、なんとな固定費削減削減できないかと調べてみると、日本と同様に格安SIMがあることが判明。しかも、以前の通信費と比較してもかなり料金を抑えることができそうだと分かり、比較検討した結果、Tello Mobileに乗り換えてみました。

Tello Mobileに乗り換えて同時にプランも見直した結果、通信費60%の削減に成功!! その後もとても満足しているので、記事にして紹介したいと思います。

また最終的にTello Mobileを選択しましたが、格安SIMのMint Mobileも迷いましたので、TelloとMintの違いについても紹介します。

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目次

アメリカの通信事業者とMVNOキャリア

乗り換えの話をする前に、まずアメリカにおける通信事業者(通信キャリア)とMVNOキャリアについて説明します。

アメリカの大手通信事業者(通信キャリア)とは

日本にはNTTドコモ・au・ソフトバンクという3大通信事業者(通信キャリア)がありますが、アメリカにもVerizon・AT&T・T-Mobileという3大通信事業者(通信キャリア)があります。少し前にはSprintという通信キャリアも存在しましたがT-Mobileと合併したので今はT-Mobileブランドに統一されています。

アメリカのMVNOキャリアとは

MVNO (Mobile Virtual Network Operator : 仮想移動体通信事業者)とは、自社の通信設備を持たず大手キャリアの通信設備を利用して自社ブランドを提供する通信事業者で、日本ではY!Mobile・LINEMO・ahamoなどが該当しますが、アメリカにもMVNOキャリアは存在し、今回紹介するTello Mobile・Mint Mobile・Visibleなどが該当します。

Tello Mobileとは? Tello Mobileに乗り換えるメリット

Tello Mobileとは

Tello Mobileは2016年に設立されたMVNOキャリアで、現在はT-Mobileの通信設備を利用してサービスを展開しています。

以前はSprintの通信設備を利用していましたが、T-MobileとSprintの合併に伴い現在はT-Mobileの通信設備を利用しています。実はSprintのネットワークは他の大手キャリア程良くはなかったので、T-Mobileネットワークに移行したのはメリットと言えます。

なおTello Mobileでは、こちらから申込をすると10ドルOFFのクーポンが貰えます。毎月の支払いに使うことができるので、少しですが助かります。

今使っているスマホがSIMロック解除されたスマホであればTello MobileのSIMを挿し替えるだけで使うことができ、手続をすれば現在使用している電話番号を引き継ぐこともできます

Tello Mobileのメリット

今回Tello Mobileに乗り換えて実際に感じたメリットは以下の通りです。

  1. データ通信・通話料金が大手キャリアと比較して格安
  2. 自分にあったプランを組み立てられる・変更も可能
  3. T-Mobileの通信設備を利用
  4. 2年縛りなどの契約が不要
  5. 既存のキャリアから番号そのままでカンタンに移行できる(Porting対応)
  6. 海外60カ国超にも追加料金無しで国際電話できる
  7. Wi-Fi通話にも対応

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メリット①:データ通信・通話料金が大手キャリアと比較して格安

大手キャリアと比較して料金が格安です。実際、筆者は渡米前に申し込んだUniversal Mobileを数ヶ月利用しており、Tello Mobileに乗り換えて自分にあったプランへ変更もした結果、夫婦2回線で$109から$43 (税込)まで約60%の通信費削減に成功しました。

例として通話・テキスト・データの無制限プランを2回線分申し込んだ際の料金について比較してみますが、一目瞭然ですね。

Tello MobileVerizonAT&TT-mobile
$58/月$120/月$120/月$90/月
※手数料・税抜の価格です

メリット②:自分にあったプランを組み立てられる・変更も可能

希望するデータ通信量と通話料から、自分にあったプランを組み立てられることができます。

表にすると、以下のような料金体系になっています。

データ \ 通話No Minites100 min300 min500 minUnlimited min
No DataN/A$5$6$7$8
500MB$5$6$7$8$9
1GB$6$7$8$9$10
2GB$10$11$12$13$14
5GB$15$16$17$18$19
10GB$20$21$22$23$24
Unlimited$29$29$29$29$29
※手数料・税抜の価格です

見ると分かる通り、Tello Mobileの最高金額は$29となります。大手キャリアの半額以下の金額です。

メリット③:T-Mobileの通信設備を利用

通信設備はT-Mobileの設備を利用し、全米の主要都市は網羅しています。気になる場合はカバレッジを調べることができます。

公式サイトにある電波カバーエリアを見ても、アメリカの主要都市はほぼ全てカバーされています。New Jersey州在住の私でも、車で遠出する場合を含めて、Tello Mobileに切り替えてから特に電波で困ることはありません。

カーナビ代わりに利用しているGoogle Mapも問題ありません。

※ビルの中などで電波が悪い場所はありますが、それは他のキャリア(VerizonやAT&T)でも同じことだと思います。

万が一申し込んでみて想定した通りのカバーでなかったとしても、後ほど説明する2年縛りの様な契約はないので、すぐに解約して他のキャリアに乗り換えることができます。

そのため、申し込んでみた⇒電波が悪い⇒解約ができない(もしくは解約金が高い)、といった事にはなり得ません。嫌だったらすぐに解約してしまえばいいのです。

メリット④:2年縛りなどの契約が不要

2年契約などの縛りがないため、解約したい・他のキャリアに乗り換えたい、と思ったときでも違約金なしでいつでも解約できます。

例えば申し込んだ後に、日本に帰国になった・更に魅力的なキャリアが出てきた・電波の入りが想定以上に悪い、という場合でも違約金なしでカンタンに解約できるので安心です。

これまでメリットについて説明したので、気づいたデメリットについても説明しておきます。

メリット⑤:既存のキャリアから番号そのままでカンタンに移行できる(Porting対応)

すでにアメリカ在住の方は既存のキャリアから乗り換える必要がありますが、今使っている電話番号をTello Mobileに引き継ぐことができます

日本で言うナンバーポータビリティーのことをアメリカではPorting(ポーティング)と言い、所定の手続が必要ですが、カンタンに設定することができます。

現在のキャリアに 1. Account Number 2. PIN Numberを聞き、Tello Mobileでアクティベーション後にマイページの左ペイン内にあるPORTINGから設定できます。

メリット⑥:海外60カ国超にも追加料金無しで国際電話できる

最近はLINE電話やFacetimeなどを利用する機会が多いですが、日本を含めた海外60カ国超への国際電話が追加料金無しで可能です。(日本は固定電話のみが対象)

例えば通話100分のプランを選択した場合、その100分の中でアメリカ国内だけでなく国際電話も可能です。

メリット⑦:Wi-Fi通話にも対応

Tello MobileはWi-Fi通話(Wi-Fi Calling)にも対応しています。

Wi-Fi通話とは、電波が届かない場所でもWi-Fi機能を利用して通話やテキストができるサービスです。

事前にWi-Fi通話の設定をしておけば、電波が弱いビルや地下の中でもWi-Fiが利用できれば電話をすることができるので、以外と便利です

Tello Mobileのデメリット

感じたデメリットも書いておきます。順番に見ていきます。

  1. データ無制限プランは実質的に制限あり
  2. 日本語のカスタマーサービスはない

デメリット①:データ無制限プランは実質的に制限あり

データ通信で無制限プランを選択した場合、25GBを超えると低速通信に切り替わります。そのため無制限プランを選択したい方は実質的には25GBまでしか使いない、と覚えておく必要があります。

月25GBのデータというのはかなりのヘビーユーザーだと思います。毎日Wifiなしで動画を沢山観たりする方は注意が必要でしょう。

デメリット②:日本語のカスタマーサービスはない

Tello Mobileには日本語のカスタマーサービスはありません。

しかし英語のカスタマーサービスは当然あり、電話もしくはメールに対応しています。

英会話に自信がない方でも以下の様にコンタクトフォームから問い合わせができます。筆者が実際に問い合わせをした際は30分以内に回答が届きました

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Mint Mobileの特徴やTello Mobileとの違い

Mint Mobileも格安SIMの1つで、アメリカでは事実Tello MobileとMint Mobileが人気格安SIMの1・2を争っています。

筆者もTello MobileとMint Mobileでかなり悩みましたので、Mint Mobileの特徴やTello Mobileとの違いについても紹介します。

\ Tello Mobileと1・2を争うMint Mobileの公式サイト /

Mint Mobileの料金プラン(安いのは最初だけ)

新規ユーザの料金プランは以下の通りとなっています。

データ4GB10GB15GBUnlimited
料金$15/月$20/月$25/月$30/月

注意が必要なのはTello Mobileと違って申込時に3ヶ月分の料金を先払いすることと、最初の3ヶ月経過後に料金が上がることです。(2022年12月現在はキャンペーン中で、3ヶ月分の料金で6ヶ月間利用できます)

初回の3ヶ月経過後(現在のキャンペーン終了後は6ヶ月経過後)は以下の料金プランから選択することになります。

データ4GB10GB15GBUnlimited
3ヶ月プラン$25/月$35/月$45/月$40/月
6ヶ月プラン$20/月$25/月$35/月$35/月
12ヶ月プラン$15/月$20/月$25/月$30/月

これを見て分かる通り、長期間のプランにすればするほど、ひと月あたりの料金が安くなります。(同時に、先払いする合計金額が増えてしまいます)

Mint Mobileの特徴①:料金プランがシンプル

Mint Mobileの特徴として、上記プランの通話・テキストは無制限になっていて、必要なデータ容量だけでプランが決まります。Tello Mobileのように細かく通話時間を選択する必要はありません。

Mint Mobileの特徴②:3ヶ月分等の料金を先払い

Tello Mobileの様に毎月の更新ではなく、3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月分の料金を先払いします。初回の3ヶ月分は安いのですが、更新後はひと月あたりの金額が高くなってしまいます

Tello MobileとMint Mobileのデータ10GB・通話無制限で比較すると以下の通りとなります。

データTelloMint (3ヶ月)Mint (6ヶ月)Mint (12ヶ月)
10GB$24/月$35/月$25/月$20/月

12ヶ月プランにすればMint Mobileの方が安くなりますが、12ヶ月分の料金を先払いするのもリスクだと思ったので、筆者の場合はTello Mobileを選択しました。

Mint Mobileの特徴③:無制限プランは35GBで速度が落ちる

データ無制限プランを選択した場合、Tello Mobileは25GBで速度が遅くなりますが、Mint Mobileの場合は35GBで速度が遅くなります。そのため大量のデータ通信が必要な方はTello MobileよりMint Mobileの方が便利と言えます。(とはいえ35GBで速度が遅くなるので注意が必要です)

Mint Mobileの特徴④:キャリアはT-Mobile

Mint MobileはキャリアネットワークにT-Mobileを利用しています。Tello MobileもキャリアネットワークにT-Mobileを利用しているため、Mint MobileとTello Mobileで繋がりやすさに違いはありません

以上の違いを踏まえ、筆者はMint MobileよりもTello Mobileの方がいいサービスだと感じています

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Tello Mobileへ乗り換えした結果

筆者がTello Mobileに乗り換えしてプランを見直した結果、節約できた料金についても記載しておきます。

毎月必要となるデータ・音声通話の使用量は以下の通り。

プラン備考
本人(データ通信)5GB Data家ではWi-Fiを利用するが、通勤時や外出時にデータ通信が必要、また車の運転時もナビ代わりとしてスマホのGoogle Mapを利用するため、5GB位は必要
本人(通話)Unlimited Talk仕事でも私用スマホを利用するため、無制限の通話プランが必要
(データ通信)10GB Data家ではWi-Fiを利用するが、外出時にデータ通信が必要で、5-10GB位は必要
(通話)500 min Talkカスタマーサービスなどに電話をかけて待ち時間もあるため、100-500分の通話プランが必要

削減できた金額

以上から、筆者本人はデータ:5GB、音声通話:無制限のプラン($19/月)を選択、妻にはデータ:10GB、音声通話:500分のプラン($23/月)を選択し、2回線で合計$42/月、これに税金が入って$43/月程度に落ち着きました

以前まで利用していたUniversal Mobileでは、本人・妻共にデータ・音声通話を無制限にしていた結果、2回線で$90/月で税金を含めると$109/月だったので、$66/月節約することができました

仮にTello Mobileでデータ・音声通話共に無制限プランにしていたとしても2回線で$29×2=$58となり、以前の料金の半額近くまで節約することができる計算になります。

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まとめ:アメリカではMVNOキャリアのTello Mobileが断然お得

以上、Tello Mobileの詳細を紹介させていただきましたが、乗り換えして本当によかったと思っています。

日本と同様、大手キャリアが提供するプランは高額になりがちだし、MVNOキャリアは通信設備も劣ることもなく料金以外にもメリットが沢山あることが実感できました。

更に以下のリンク経由でTello Mobileに乗り換えれば、$10オフのクーポンまで付いてきます。アメリカ生活でコスト削減できることは削減して、旅行など自分のしたいことにお金をかけましょう!!

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